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まず一歩!顧客本意の連合会

第一回ラミネート製品 ~ 食品流通・保存に欠かせない存在 ~

第一回ラミネート製品 ~ 食品流通・保存に欠かせない存在 ~

2005/9/27(改訂)
日本ポリエチレン製品工業連合会
戸上宗久

1.食品包装材は縁の下の力持ち

近頃、スナック菓子、カレーなどのレトルト食品、電子レンジで手軽に「チーン」できる丼物など、美味しくかつ便利になったと思ったことはありませんか?

もちろん、食材・食品加工技術などの改良によるところが大きいのですが、ちょっと考えてみよう!

食品包装は「縁の下の力持ち」
美味しいと感じる陰で包装材にかける様々な挑戦があるのです。
 

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2.食品包装材に多くのラミネート製品が使われている

スナック菓子など、袋を開封して中身を味わいますが、取り出して数分放置したりすると湿気ってしまったり、べとついたりして食感を損なった経験はありませんか。

レトルト食品などは、熱湯に入れ、3~5分沸騰させてから開封したり、電子レンジでチンしてから中身を取りだして食します。

この包装材に色々な種類のラミネート(積層・張り合わせ)製品が使われています。ちょっと台所を見回しただけでも、いろいろな食品の包装材があります。常備薬として保管している医薬品も様々な包装材料で包まれています。

・カレー、ハンバーグなどのレトルト食品 ・インスタント袋めん
・生めん ・食パン、菓子パン
・もち ・米・削りぶし
・インスタントスープ(粉末、液体) ・こんにゃく、漬物など水物食品
・コーヒー、紅茶、緑茶 ・冷凍食品
・各種医薬 ・医療品
・菓子(スナック、キャンディー、揚菓子、米菓、クッキー)

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3.包装材は頼もしい食品のガードマン

湿気たお菓子、変質・変色した食品、熱湯で中身が飛び出したレトルト食品・・・・・
考えただけでぞっとします。

湿気や酸素をシャットアウト、耐熱あるいは耐寒性の向上、密封性、破袋防止、無臭性など、内容物の食品や医薬品ごとに包装材に対する要求物性が異なります。それら一つ一つに包装は答えているのです。

もちろん、これ以外に生産性、輸送面の安全性・効率性、店頭でのディスプレー性なども考え合わせて開発・生産されているのです。

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4.いろいろな素材の特性を組み合わせて造られる包装材

何層にも積層(ラミネート)されて総合力を発揮する包装材。

一種類のフィルムだけではその素材の持つ性質に限界があります。
次のように、積層することによってそれぞれの特性を組み合わせることでお互いに強い特性を作り出しているのです。

食品の内容物が要求する特性と一般的に使われている包装材の構成は次のようになっています。

(1)スナック菓子と(2)粉末スープの場合を見てみましょう。

(1)スナック菓子

スナック菓子の場合

(2)粉末スープの場合

粉末スープの場合

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5.ラミネート製品とは

フィルムを張り合わせて造られるラミネート製品。
基本的な構成は、表基材(又は中間基材)とシーラント層の組合せであります。

表基材には中身の食品の要求する特性に加え、商品の見栄えに影響する印刷性が求められています。
シーラント層のシーラントとは袋状にするために熱でシールする材料のことです。

表基材には、OPP,PET,ナイロンなど中間層基材には、アルミ箔などシーラント層には、LDPE、LLDPE、CPPなど、が使われています。


 

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6.ラミネートに使用する材料の特性

ラミネートに使用する材料の特性を簡単にまとめたのが次の表です。

 

  表基材 シーラント 備考
OPP PET ナイロン CPP LLDPE
透明性  
×  
耐熱性 △~○ × 使用できる
耐寒性 × 限界温度
耐ピンホール性  
ヒートシール性 × × ×  
バリアー性 × ×  
酸素 × × ×  
経済性 面積あたり

 

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7.様々な分野で使われているラミネート製品

このように、食品本来・医薬品本来の風味や味や形状などを保持するための包装で、より美味しさを追求するために「無菌化包装」「高機能バリアー包装」など、今日の量販店(スーパーマーケットなど)への流通革命の展開に寄与してまいりました。

各種のラミネート包材は、食品、医薬・医療品、建材、電子材料分野など様々な分野で使われてきました。

更に、ラミネート製品は3R(レデュース、リユース、リサイクル)を通して、環境・社会にも貢献しています。